冷え性が引き起こす病気

冷え性自体は病気ではありませんが、身体が不調を訴えているサインと考えましょう。
なぜならば、そのまま放置しておくと様々な病気を引き起こす可能性があるからです。

冷え性は血液の循環が悪い状態ですから、この状態が続くと私達の身体に様々な悪影響を及ぼします。例えば女性には気になる肌荒れも、血行不良によるものです。血行不良になると老廃物がうまく排出されませんから、吹き出物・シミ・シワの原因となります。

【胃腸不良】
お腹を壊して下痢をしたときに「お腹が冷えた」と言いますね。
もともと胃腸が弱い方は冷えによってお腹を下し易いようです。

逆に便秘になる方もいますし、腹部が張って不快感がある、おならやゲップがよく出る、吐き気があって食欲がないなどの症状が出ることもあります。

胃腸が弱いと自覚している方は、日頃からお腹を冷やさない、規則正しく食べるなどの注意が必要です。特に、体力が落ちていると自立神経の調節機能がうまく働きにくいので、冷え性になりやすい状態ですから気をつけましょう。健康であれば、胃腸が弱っていても身体がバランスをとってくれますので、普段から体力をつけておくことが大切になります。

【腰痛・肩こり・頭痛】
腰痛も冷え性が原因で起こっている場合があります。
腰痛は血行不良や、仙骨(骨盤のうしろ、おしりの割れ目の上あたり)が冷えることで起こります。
冷えから腎臓が弱ってしまうことが原因とも言われています。

頭痛や肩こりも、冷え性による血行不良が原因である場合がよくあります。
血液の循環が悪くなると、身体の上半身に疲労物質がたまり頭痛や肩こりを引き起こすのです。つらい症状が出る前に早めに冷え性を改善したいものです。

【婦人病】
また、女性に特有のものもあります。冷え性によって骨盤内の血液の循環が悪くなると、子宮や卵巣も正常に機能しなくなります。生理痛がひどい、生理不順、子宮筋腫、子宮内膜症、更年期障害、不妊の原因となる場合もあります。

本来女性にとって生理は身体の自然な働きですから、少々の痛みを伴うことがあるとしても寝込むほどつらい、貧血を起こしてしまう...、というのは何かトラブルがある証拠です。それを放置しておくと不妊症にもつながってしまいます。私も冷え性でしたが、足湯などで冷え性の改善に努めたところ、第二子を授かった経験があります(子供たちは5歳離れています)。

【男性の症状】
男性は、付き合いで飲みすぎたり、食べすぎたりする機会が多いですね。
また、たばこを吸う人も、女性より多い傾向があります。
このような要因から自律神経が乱れて冷え性になり、腎臓に影響を与えることが多いようです。

冷え性は色々な病気のサインでもあるので注意が必要です。
例えば、貧血になっている人は、手足の先まで血液が届かずに冷え症の症状が出ている場合があります。その他にも栄養失調や糖尿病・心臓病・心不全・腎炎・卵巣機能障害などにかかっている場合にも、体に冷えが生じてきます。

裏で重大な病気が隠れている場合は、冷えのほかにもいくつかの自覚症状が見られるのが普通ですが、最近冷え性がひどくなってきた、冷え性対策をしているのになかなか改善されない、という方はこのような病気である場合もありますので、早めに専門医の診察を受けましょう。

近年増えているアレルギー性疾患も、冷えによって免疫力が低下する事が原因ではないかと考えられています。冷え性対策のためにも、日々の生活態度を見直して普段から体力作りを心がけたいものです。

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